店長能力

 ここ数ヶ月、いやたかだか入社3ヶ月程度だが、弊社はお店の店長に対して多大な期待はしていない、ましてやその下で働くパートアルバイトの子たちに関してはまったく教育すらしない。そんな会社だということがわかった。教育にももちろんいろいろあると思われるのだが、いつもの幹部会議の中でよく言われるのが、『お店の子たちをフォローできる本部であってほしい。なぜなら、彼らには売ることだけに専念させたいし、それ以上のことは考えさせたくない。』という点だ。小売、流通に関していえば、いろいろな企業をみていると、店長クラスマネージャークラスにどのくらいの権限と管理能力をあたえているのかでえらく質が違うことにきがつく。弊社ではこの、質の部分の重要性は問うていないということにきがついた。ほんとにそれでいいのだろうかと疑問。もちろん、正直な話、接客以外に考える必要性もないとおもう。それはわかる。だけど、たとえば、店にとっても会社にとっても重要な伝達事項や書類を『うけとっていない』『見ていない』『ありません、なくなりました』ですむのだろうかと。現実ほとんどこんな世界の弊社である。もちろんトップダウン大好きなわが社長にとっては、正直それでいいのであろう。少なくとも、大きくしてゆきたいという気持ちがあるなかで、果たして店舗数を増やし、荒利だけをおいもとめるにはあまりにも粗雑ではないかと、ここのところ感じている。
 自分の中で、会社に対する??が多くなればなるほど、葛藤がうまれいらいらしている自分にきがつく。うーむ。少なくとも、店長クラスには、人にたいしても、ものにたいしても『管理』するという能力が必要ではないのだろうか。
 そんなこといっても、あんなにお客さん対応していてそれは無理ですよ・・というセリフは、ほんとにそうであろうか?と日々おもう。できることと、やらなくてはならないこととは別問題じゃない?
 経営者じゃないが、つねに経営的に物を見て考えることはとても大切なことだとおもう。『うちの社員たちは、そこまでの能力ないから・・』と取締役から言ってるのだから、先はみえてるとかんじるなあ。ちがう?