恋2

 あこがれのキミは、17歳。どんな男の子になっているのか見えないけれど、見上げる月夜はおんなじさ。覚えてるかなー。妹が生まれた夜。仕事が遅くなって保育園に一緒に迎えにいってくれた夜。家族そろってレストランで夕食を取った夜。寝込んだ私の枕元に、洗面器と幼稚園の小さなタオルをもってきて、おでこにうまく絞りきれなかったタオルをのせてくれた夜。どんな月夜も忘れたことはないですよ。いつか、その月夜に逢える日がくればと・・・。それまで大事にしまっておきます。