リスキーな仕事

 大企業で(じゃなくてもいいけど)正社員。これほどリスキーな雇用形態は私はないとおもいますよ。(笑)これは安定という言葉にのっかって生きている人たちへの警告。安定=安泰という図式が知らず知らずに能を冒しているように私は思います。
わたしのような、フリーエージェント式の仕事のやりかたには、羨望とともに、技術があるからできるのよとよくいわれるけど、人はうまれた瞬間にはなにも持っておらず、生きてゆく中で、自分が掴んでいくものが何かの違いだけだと私は思います。
 自分の人生の図式を、若いときにできるか歳くってからしかできないかは別にして、往々にして今よく言われているキャリアビジョンを描ける人とそうでない人は確かにいるように思えます。あえてこのような形にこだわったわけではなく、好きな”仕事”をシタイ!という欲求のままに生きていたらこうなった程度(笑)
 フリーで仕事をすると、自分以外はすべてお客さんです。上下関係ができあがらない分、自分の行動に伴う責任は多大なものでできない自分よりもできる自分をアピールすることから始まります。信頼関係を短期間で築いてゆけるのもこの商売の基本。これができなければ、次の仕事はないというハイリスクを背負ってますが、その分なにものにも変えがたい達成感はあります。その点正社員は、上司や部下、同僚といろいろな方向に自分以外の視点があり、えらく息苦しいのは事実でしょう。なにをやるにも会社の都合優先だということも。
 先週退職した会社でのシステム取引会社の課長さんから言われましたが、フリーで生きてゆける人は、技術とかそういった基本的なもの意外に、”渡り歩ける”という技術がある人ですよね。といわれました。それは、誰しもがもっているものではなく、きっと選ばれた人しかそなわっていないものだとおもいます。だからとてもうらやましく思いますよ。。といわれました。確かにそうなのかなあ?(笑)とおもったりもします。
 あなたのすごいところは、その行動力とバイタリティーです。とも。なんとも見抜いてくれてます(^^; まあ、こういう人間を理解し雇ってくれる企業があるというのはすごいことのように思えます。東京にきて一番よかったのは、そういうところかなあ。