園田天光光さん

女は胆力 (平凡社新書)

女は胆力 (平凡社新書)

病院の待合室で雑誌サライをぱらぱらと読んでいたら、白髪の素敵な着物姿の園田さんの写真。健康の秘訣なんとかでの特集でしたが、この方が書かれた本がこれ。女性の選挙権すらなかった時代に、大学の政治学部にはいりたかったが、口頭試験で女は釜の前にいればいいといわれ、憤慨し面接官にくってかかったというエピソードがある方。胆力=肝が据わる、そう、丹田の力のことをおっしゃっています。複式呼吸と朝日を浴びるという毎日のちょっとした週間が健康の秘訣であると同時に、ここぞというときの底力をだせるという様々な体験談をもとに書かれています。
 いまどき?の女性とは失礼かもしれないが、若い方たちには丹田そのものがわからない人も多いかとおもいますが、からだの中心をしっかり鍛えることで、軸がぶれない体と心が鍛えられるということを知ってもらえればいいですね。ちなみに、朝は、カーテンと窓をばーっと開け、朝日は必ず毎日おでこに浴びます(^^ 複式呼吸は、小学校時の合唱クラブで鍛えられてからずっと複式ですね私は。
 女は度胸・・同じように思います。ですが、園田さんのいう胆力は、決断力に等しいかしら。男性社会の中でも女性が活躍する場が増え、おなじように決断しなければならないこと、踏ん切りをつけなければならないこと、多くあります。自らの判断にブレがないように鍛える意味でもこの本はいいエッセンスになります。