エエかっこしぃ

 外面の良さは、天下一品の九州男(笑)我が親父も類に漏れず。一週間一緒に過ごしたこの夏。年取ったなあ〜親父と、74歳の姿をみつめつつそう感じた次第。父の兄弟は8人。実は他に3人いて子供のころに病死したそうだ。8人のうち2人は女の子。他6人は、よくよく考えてみるとみんな技術系(笑)炭鉱時代から炭鉱船にのっていたという父と叔父2人。先日亡くなった千葉の叔父は、旋盤工。一番下の弟は大工。もう一人はいい加減な仕事をしている叔父(笑)。父とは、こどものころほとんど一緒に過ごしていない。炭鉱船から、港湾建設での作業船に乗り、船長を若いときから続けてきた父は、一年の90%は他県で仕事をしていたためだ。なので、父との思い出が実はほとんどない。
 ほんとに話ができるようになったのは、母が亡くなった13年前からだろうか。なにかと話をするようになったのだが、母から聞かされていた若い頃の破天荒さのおかげか、私は父を反面教師にしている(笑)とはいえ、以外にこの父に近いエエかっこしぃの男に捕まることがあったのは、反面教師なぞになっていない例といえるでしょう(^^汗 
 男の外面の良さは、結局女にそのツケがまわってくるというのは、母をみてよくわかっている(笑)こんな男とは結婚しないぞ!とおもい、結婚してみた。こんな男と、につかない男を選んだつもりだが、結果はうまくいかなかった(笑)嗚呼、理不尽な世の中や。
 して、この74歳の親父だが、年のせいか、ボケてはいないが物忘れがひどくて面倒くさい(笑)一緒にいると、甘えがでるのか、あれはどうした、これはどうなった、あれはやったか?と・・いちいち聞くな!といいたくなる。ひとりで田舎で暮らしていれば、気もひきしまっているだろうから、この人にはいい環境なのではないかとおもってしまう。
 今回、亡くなった叔父の後処理なんかも、相変わらずの段取りのよさ、手際の良さ・・それを見る限りしばらくは、ボケる暇はなさそうだ。娘としては、それだけは安心だ(笑)どうぞ、神様、長生きさせてくださらなくても結構です。足腰だけは丈夫でありますように。。(寝たきりはイヤです!)・・と祈ってみる。