会食

 実は先日から、弊社の監査役並びに社外取締役の人たちがこられいろいろと話をされております。お昼に会食と題して・・弊社社長他役員2名と部長2名が一緒に食事をしているようです。その中に、なぜか私の部下が一緒にいつもいっております。かくいう私は一度も誘われたことがない(笑)一応・・というかまがりなりにも、システム統括責任者なのだが。。
 昨日も同様のようで・・・そのときに監査役からいろいろな課題を出されるという。聞いてみると確かに正論。正論通りにやれるのならシステム開発なんて簡単なもの。はいはい聞いてきたのか?システム再構築に関して問われても、正しく答えられなかった模様。うんうんとうなずいて帰ってくるだけの会食ならするなと・・ゲキを飛ばしてしまった私(−_−;)
 相手がたとえどんな立場の人でも、自分がやっている仕事の内容をきちんと伝えられないのは、自分はもちろんのこと会社にとっても不利。
 たかだか会食だが、相手は、質問に対する回答を期待しているのではなく、答える人間の質をみているということを理解していない。

 大卒13年。自分の仕事の棚卸と市場価値について、考えたことがないらしい。世の中にはいろいろな人がいるが、部下を選べない上司の存在もあるという認識にいたるまでにはほど遠いようだ。

 かといって部下の『教育』という部分に手を差し伸べる年齢でもない。今月号の日経ITプロフェッショナルに、2万人のITエンジニアのスキル面からのアンケート結果がでていたが、かなりおもしろい。ITスキル以上に人間的なビジネススキルの重要性を問うた結果となっていた。スキルアップに関しても20代から30代にかけて必死になる時期にスキルを溜め込んでいないエンジニアは、そのまま40代になっても低レベルで終わるとしめてあった。

 私自身、いろいろな会社で管理職を経験し部下も抱えることが多かったが、教育と指導の違いを理解していない会社が多く、単純に教育教育とうたっていても、実行ままならず何年たっても社員レベルが上がらないことのほうが多いように思える。自己反省も踏まえ、毎回部下の扱いと指導には手をやくことが多い(笑)
 みんなが満足するような人間なんていないとは思うが、少なくとも、自社でどんな人材がほしいのか、どんな人材に育てたいのかという、ヒューマンレベルのビジョンをもう少し理解し実行にうつしてもらいたいものだ。