世界美術館紀行 NHK22時〜

 本日ゴッホ美術館。近々、ゴッホhttp://www.tokyo-np.co.jp/event/gogh/が東京で開催されるのもあって?かしらんとおもいながら、特別見る予定でもなかったのですが(うちは新聞に番組表がついていない新聞をとってるのでわかんないのです)おもわずおおおお!と思いながら見ちゃいました。
 いい勉強です。
フィンセントという名前が4世代も続いているとはびっくり!その由縁は?とおもいきや・・
ゴッホの4歳下の弟テオが長年のパートナーだったヨハンナという女性と結婚して、その子供にフィンセントという名前をつけたのがはじまりだそうな。そのころゴッホはパリから呼び寄せた画家仲間のゴーギャンと南フランスのアルルに住み始めたが、まったく正反対の感性をもっている二人の間で次第にゴッホは精神をきたしたといわれてます。
 そのあと、精神病院で、ヨハンナの手紙をもらい、子供がうまれたら親愛なるお義兄さんの名前をつけたいとしたためたらしいです(^^;
 ゴッホは弟にとてつもなく迷惑をかけつづけているのに、弟テオが兄であるゴッホをとても大切にしているのを、その妻であるヨハンナは、夫のテオとゴッホ兄弟の信頼をよみとってくれたのだとおもいます。
 精神病院でテオとヨハンナの子供のためにと書いた絵が「花咲くアーモンドの枝」という絵だそうで、代々ゴッホ家の子供部屋には必ずこの絵が飾られているといわれてます。(それもすごい!)ですが、この絵を完成し彼らに送った半年後にゴッホは自殺するんですよね。そしてその半年後に弟テオも亡くなってしまう。その意志をついだのが、テオの妻ヨハンナと息子の二代目フィンセント。夫の意志をつぐ・・というのは夫婦間とゴッホの関係がいかに密で信頼が厚かったかということをおもわせます。
 ヨハンナはすぐに、ゴッホとテオの手紙のやりとりを書簡集として世に送り出し、加えて生前1600枚以上も描いて1枚しか売れなかったというゴッホの絵をすべて公開します。(その1枚ってどれ?(笑))のちのち、二代目フィンセントは・・・ゴッホ財団を設立し、83歳の時にアムステルダムにあゴッホ美術館を立てたということです。
 意志のすごさというのは、世代を超え、時代を超える強さがあることを思い知らされました。さて、ゴッホといえば・・・日本美術にかなり傾倒していた画家。当時、日本から流失した浮世絵はかなりの数だといい、ゴッホは400点ほど購入したといわれてます。(これもゴッホ美術館にあるらしい。スゴ)その絵を見て、日本の気候風土に近い、南フランスのアルルに移り住んだというほどです。ここからの絵が、「ひまわり」にみられるような黄色や赤、青など今までの暗いゴッホの絵からは想像つかないほどの色彩になっているらしいです。
 ん〜30分番組だったけど夢中でみちゃいました。(^^;
ゴッホ展楽しみだわーー