旧態依然

 な会社で、新しい風をふかせたいがために、身の程以上の人材を投入した場合。希望していたようにプラスの反応が出始めることができるのか否か。まるで博打のような人材投与について大きな疑問を抱くことになってしまった今の職場。やはり予測通りのマイナスの反応がではじめている。温故知新的な考え方をまっとうしようとするならば、それ以上数倍のリスクを抱えることがあきらかだと思うが、もしそのリスクの換算をまちがっていたとしたら・・。現場はパニックです。
 新規採用をしたときには、一時期チーム全体のパフォーマンスが落ちるのは当然のことで、これを如何にしていつまでに回収できるのか、そのためにはどうするのかという算定が大変重要だとおもう。もしこれがどんぶり勘定だとすると、恐ろしいですが、現実的にその状態になったことはもうどうしようもないですね。
 さて、ここで私は様々なことをある意味"経験"できました。組織のあり方、考え方、行動理念などそんなもんなのかというマイナスイメージから、すばらしいという部分まで、派遣を通して数十社渡り歩いてきておもうことです。その場その場でなにができるかを考えて貢献するのが、派遣の仕事のすばらしい部分。そんなことを考えながら派遣の仕事をしている人は正直少ないです。
 今年は仕事に関しても実は目標をかかげています。ここにはのせていませんが、着々と進めるために、自分なりに日々を充実させる努力をしようと。どんな会社でも、人はマイナスしかみえないことが多く、あれこれと愚痴をいってても改善はできない。改善できるために、今の自分がどの程度の貢献をもってなすことができるかと考えたら、文句をいいながら仕事なんかやっていられない。そう考えました。なので、しばらくはこの会社で私なりの貢献をし、必要な情報や知識、スキルについては外部のセミナーでしっかりと底辺を固めてゆこうと考えています。
 大学の勉強は、仕事を抱えながらは大変難しいのですが、文献を読み、参考資料を読み、自分なりの考えをまとめ、それを記し明かすという作業を淡々とするというのはそれだけでスキルになります。今の仕事に直接的な関与はなくとも、体系的に物事を考え抜く力と背景を探る力をおのずと身につけられる点において、大きく貢献することは間違いないと信じています。
 温故知新は、どのように活かしていくかで大きく変わるか、まったく変わらないかにつながるように思えます。昔ながらのニッポン企業の体質にどう対処していくかというその手法そのもの事態、今風な考え方では実はムリなのかもしれないと思うこと然り。電子化された社会の中で、人間の頭も次第に0か1かの世界に落ちていっているようです。ちょっと距離を置いてみて、人間のもつ本当の感性というものにも耳を傾けてみれば、何かひらけるような気がしてきました。