デミング哲学-吉田耕作氏-

 6/2ですが、夜に新宿のMicrosoftにて、MPUF(Microsoft Projectmanagement Users Forum)の主催による、デミング哲学に関するセミナーを聞きにいきました。題目は『デミング経営哲学から学ぶ戦略プロジェクト運営』。このMPUFの会員になっている(だれでも入れます)ので、周囲の人たちもほとんどの人がPMあるいはPL経験者であることは確実ですね。男性がほとんど、女性は5名もいなかったかもです。おおむね40代前後からそれ以上の方々がほとんどだっかも。吉田氏はデミング教授の右腕として、20数年間アメリカでの講演などされており、最近は、ジョイオブワークの推進協会の理事もされているらしい。なぜ日本の国際競争力に弱いか、なぜアメリカが国際競争力を身につけることができたかを知るいい機会でした。『人』の使い方や協力のやり方、ものの流れと同じように、人の流れ、人間そのものを理解する重要性を問うており、それがいかに重要かということをこのセミナーで短い時間でしたがきくことができました。人が重要とはいつの時代もいわれていますが、どのように重要なのか、なぜという点においては、結構誰しも曖昧かと。わかっているけど、実践は難しく奥の深いものだと痛感しています。
 小集団活動についての方法論を話していただきましたが、結局IT業界では、よくやる手法です。ブレーンストーミングの重要性は誰しもが知っていることなのですが正しい方法論がわかっているかと問われればなかなか、はい、とはいいがたい(笑) 体系的なやり方を学ぶということは大切だ。そういう取り組みを取り入れることで、会社でおこっている問題、また、お客様の問題解決にどう役立つか、そのためには人の力がどの程度必要なのか、仕事を楽しくするということはどういう影響を与えるのか・・・そのあたりを吉田氏の軽快なトークで楽しめた二時間でした。
(2PDU取得済み)