今日はウォーキングはやめて、自宅で本を読んでいます。今月上旬〜中旬にかけて読みたい本があるので、そのための前準備として読んでいる本。
- 作者: 山本務,熱田一信
- 出版社/メーカー: 本の泉社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 単行本
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現在の揺れ動く日本は、日本人自身の心も柳のようにユラユラと風にまかせて流れているようです。この本には、らい予防法の見直しで当時の厚生労働省大臣・管直人さんのことにも触れていますが、人間の表裏の心をどう読むか、素直にとらえるのか、政治家としての腹黒い裏の心が見え隠れするととらえるのかさまざまだが、こういう視点で読んでみるのもおもしろい。
10/5みすず書房さんより、ハンセン病療養所・長島愛生園の近藤宏一さん著書の本が出ます。この近藤さんの本をよみたいから、この一冊も前準備として読んでいます。長島愛生園といえば、神谷美恵子さんの名前があがりますが、彼女がこの方とのやりとりがあったからこそ、さまざまな著書を書くことができたといわれており、ハンセン病といえば近藤さんの名前が挙がることは有名です。昨秋亡くなられたということで、いままでの随筆や詞、論稿などがまとめられているということです。ハンセン病の話を私は聞きたいというのではなく、その影に隠れている人間の本質を読み解きたいという思いで読みたいのです。
また、10/15には同じくみすず書房さんより、李清俊さんの本も出版されます。韓国のハンセン病患者の隔離島といわれているソロクト。一連のハンセン病についてですが、ここでは国の違いがあっても同じ病気を持った人たちの生きる力とそのエネルギーの強さは私たちには計り知れないものがあるように感じます。
人は興味や関心を持たない限り、新しいことを知るという機会には恵まれないと思います。ちょっとした会話や本、メディアからの情報で少しでも関心をもったことには首を突っ込んでみたいと最近思っています。(年なんだろうか)(笑)