口は災いのもと

松本復興担当大臣、辞任されたのですね。地元福岡では、大臣が意図している意味は、常日ごろからその発言をきいている人たちにとってはわかったのらしいが、やはり外の世界の人には伝わらなかったのでしょう。
 一生懸命な姿勢はうかがえますが、言葉は坦からでるもので、各県知事に対する物言いはやはりその人をあらわすものであろうと思います。被災地の関係者からすれば、何様だよといいたいのを我慢されていたと思います。各知事の方が紳士的で冷静に対応されていたのは、さすがです。
 あの方々は、常に上下関係がはっきりしているため、上になるほど、ああいったあけすけないものの言い方をされます。なので信頼関係なんか最初から築けないように思えます。結局は、地方の政治って生ぬるいもんだというどこか見下した気持ちもあったのではないかと思います。
 被災地の方々の政府に対する思いが、また一回り大きく、不信感が増したのではないかと哀しい気持ちになりますね。