女性が本当に仕事を続けて行きたいのなら・・

 絶対結婚すべきです。といっても、自分を支えてくれるメンター的なパートナーなら、特に結婚という『形』にはこだわることはないと思うが。
 子供ができれば様々な制約もあり、子供の成長に合わせて仕事への支障も多くでてくる。だが、である。だからこそ、である。この家族ができたことによる精神面での安定は、女性が仕事をしていく上ではとても重要であると感じます。特に、ガツガツと仕事をしつづけ、気が付けばあらあら中年。男性同様リストラに悩まされ、ホルモンバランスを崩し、20代で夢みていた、バリバリのキャリアウーマンにはほど遠い暮らしになっていく自分を支えてくれるのは、家族でありパートナーであるということを早いうちから気が付くべきだと思います。
 私は、早く結婚し、家庭を持ち子供もでき、その中でフリーでの仕事をし続け、子供の成長とともにやりたい仕事に打ち込める時間が少なくなりかなりストレスがたまりました。九州男児(それも南九州)の主人は、女性が仕事をすることに対して、また、妻が成長していこうとしていることを理解できない人でした。ただでさえ制約があるのに、パートナーの理解が得られない上で仕事を続けることの困難さは並大抵ではありませんでした。
 まあそんなこんなで離婚した身。今は一人になったけれど、やはり40代のこの年齢を超えていくには、正直しんどいことも多くあり、先々不安を抱えることも多くなってきました。また、仕事で出会う若い女性たちの様々な悩みとか相談を受けるうちに、表記のことを考えるようになりました。
 周囲の40代でバリバリに働いている女性たちは、みな、夫、子供がいる人たちがほとんど。家族の支えがあり理解があるからこそ、仕事にも家庭にも打ち込める『余裕』があると思ってます。
 20代の頑張り時期には、ガツガツ仕事をし、30代でよきパートナーと出会い、子供ができれば出産し、そしてまたやりたいことが花開けばまた再開して社会に復帰してほしいと私は願います。
 確かに、女性の社会進出は私が見ているこの20年間の間にもずいぶん変わってきました。しかし、いくら社会が女性の進出を容認していても、所詮女性は女性なんです。できること、やれることには限界があります。少しばかり、誰かに寄りかかって生きることも大切な一つだということを忘れないでいてもらいたい。
 もちろん、自分のフィールドをどこに置くかは個人の問題。家庭の中であれば、それはそれで立派な職業なのです。社会の中であれば、社会貢献の一人として責任をもって仕事をまっとうしてもらいたい。
 最近の女性たちは、どうもこの自分のフィールドというものをまったく認識せずに、生きているように見えて仕方がないと私は思ってます。『個』の重視によって人間関係さえおかしくなっていくこの日本で日本人古来の『和』の精神を皆さんにどうぞ取り戻していってもらいたいと切に願います。
 コミュニケーションというものは、人の深層心理を理解できなければ到底かなうものではないのです。安易なコミュニケーション説に頼らず、自分の『五感』で感じ取る嗅覚を鍛えていってもらえればと思います。
・・・・・となぜかこんなことを書きたくなった日です。(笑)