まったくもって

 なんということ。秋葉原の事件以来、同様なネット書き込みが各地であるとのこと。未成年者の書き込みも多く、いったいどういうこと?ですね。あまりにもインターネットの世界に対して無知。これは大人の責任でもあるかと思いますね。
 私たちIT業界にいると、仕組みがわかっているので正直アホなことはできません。携帯電話の普及とインターネット、携帯サイトの拡大化には歯止めがきかない上、技術のスピードさにもついてゆけない人間たちの行く末をみているようでなんとも嘆かわしい。業界からの発信情報は常に新しい技術とスキルのアップに終われ、社会に対しての発信は正直なところ手がまわらないのが事実でしょう。ですが、子供を持つ親としては、正しい知識と正しい方向性を示すことは、大人としての責任に思われて仕方がありません。
 もっと国をあげて(となると時間がかかるのが難点だが)正しい知識をみにつけさせる努力をしなければいけないのではとおもいます。学校教育の一環に少しでも導入する機会を作ることもいいことかと思います。
 せっかくさまざまな業界で働いている親たちを、学校側はもっと利用していろいろな意見と知識をみんなで共有して進めていこともひとつの手段だと感じます。こと教育に関しては、教育委員会のなんちゃらで揉め事がおおいとおもいますが、小さなことでも悪いことなんだという気付きをもたせてあげることが大人の役目ではないのでしょうかね。

 インターネットは全地球規模の問題、そこに国ごとの規制を取り入れすぎてはこの情報化社会の波に遅れてしまうのはデメリット。もぐらたたきのようなサイト規制は、無意味とはいえないが、意味があるともいえないかと。言論の自由を規制するのかという意見も多く見られますが、企業の利益に絡む反対意見なんかは却下していいのではないでしょうか。そもそも言論の自由の定義さえわからないわけですから。

ネット社会は闇ですが、闇の中にも真実はたくさんあるということ、そして嘘と偏見の塊もあるということ、両方をきちんと教育していくことも重要ではないのかしら。
道徳的な方向からの教育ももちろん今まで以上に必要であると思うし、そこに尽力することだけでは現代の若い人たちの心の中には入り込めないとおもうんですね。教育って、学校で教わる事柄と、家庭で必要な事柄は個別の問題。そこをごっちゃにする親がここ数年多くなっていることは事実。
少なくとも目の前にいる自分の子供の状態を把握するのは家庭ではないかと。

いったい・・この国はどこにむかっているのでしょうかね。