奴隷解放から145年

 1862年リンカーン奴隷解放宣言をしてから100年目の1963年(私の生まれ年だが(笑))、バーミングハムでの大行進があり、そのあとわずか39歳で暗殺されたMartin Luther King,Jr。彼が訴え続けて、非暴力と人種差別の撤廃と協和。それでもあれから約半世紀近くになる。やっとここまできたのか、とオバマ氏の勝利宣言をみておもった。
 先月キング氏のこの本を読んだ。アメリカだけの話ではなく、世界中の黒人たちの思いが一気にオバマ氏におしよせた感じだ。キング氏生きていれば79歳。天国でどんな思いでいるのか聞いてみたい。この時代、一つの国だけの問題ではなく、様々な国の強い協力関係がないと生きてゆけない時代だ。オバマ氏の政治、外交への大きな期待と、弱い立場におかれた様々な人たちへの政策に大いに奮闘してもらいたいと願う。
 しかしながら、彼らのご先祖様たちの人種差別の大きな苦痛の歴史は、黒人以外の人にはわからないかも知れないが、せめてこれからの時代では、協和してゆけるような人間社会になればいいと思います。