4月から始まった、公開講座の最終日。全10回のまとめで、上智大学の浅見先生のまとめで終わりました。記録のため、今回の講師の方々を列記します。
- 上智大学外国語学部准教授 浅見 昇吾
- 『イントロダクション/終末医療の問題』『--講座まとめ--死ぬ意味と生きる意味』
- めぐみ在宅クリニック院長 小澤 竹俊
- 『人間存在と苦しみの構造--苦しみの中でも幸せは見つかる』
- 上智大学名誉教授/アルフォンス・デーケン『死に逝く人への心のケア』
- (医)パリアンクリニック川越院長/川越 厚『在宅終末医療の実際、他職種との協力』
- 東京厚生年金病院緩和ケア内科部長/川畑 正博『東京都における在宅週末医療の現状と今後の展望』
- 東京大学大学院教授/清水 哲郎『緩和ケアと臨床倫理』
- 東京大学大学院准教授/山崎 浩司『大衆メディアに見る終末期医療』
- クリーフ・カウンセリング・センター代表
- 鈴木 剛子『社会的に認識されない死とグリーフ:流産、死産の現場で医療者に課せられた試練と課題』
- 介護福祉士/小館 貴幸『ターミナル介護の現場から』
(敬称略)
受講は定員をオーバーし、100名となったため、急遽教室が変更となりましたね。全体的に中高年が多かったのですが、若い人は、看護士やケア関連の人だった模様です。また、高齢者の方も多くいらっしゃっていました。この講座引き続き、秋期(10月から)は水曜日にあるそうです。そしてグリーフケアの講座については、木曜日と聞いています。秋期はどうするかわかりませんが、実に有意義な時間でしたので出来れば受けたいなあと。また、リーゼン・フーバー神父さまにより宗教哲学の講座も実はあるのでそちらに出席したい気分。色々と考えていますが、まだパンフレットが届かないので、要検討とします。
今回は、終末期医療についての全体像から、現状の理解、そしてそこから自分はどのような死を迎えたいのか、どのようにそのために生きてゆくのかを考える講義でした。色々な思いでみなさんこられたとおもいますが、こんなに多くのかたの関心があるとはおもわなかったという主催者側の意見でした。
終末期の人の側に、『寄り添う』ことの大切さを十分に感じ、自分がやってきたことは間違いではなかったのだと少し自信がつきました。