リーダーシップとは

 何ぞや?と思うこのころ。昨日の不信任案決議のテレビ中継を見ながら思いました。自民党のなんとかさんも、公明党のなんとかさんもみんな、管総理にリーダーシップがないから・・とみな口をそろえておっしゃっておりますがね。
 そもそも、答弁での谷垣さん自身、リーダーシップがとれるの?と思ってしまう。また被災地で被災者の人たちも、今の政治家のやり方についても、同じように口をそろえて言われますが、国の施策をかえる、あるいは新しい法案を作り出す、緊急の場合とはいえ、施策をうちだすにはそれ相応の時間がかかりますよ。それが遅いだの、リーダー力がないだのといってること自体私にはよくわかりません。確かに被災地の方々の日々の苦労を考えると、一分一秒でも早く、生活が安定できるように対策を出す。小さな対策でもだし続けることが大切だとはおもいますが、広範囲の今回の地震原発関連の状態をみると、一ヶ月や二ヶ月程度で一体どうなるのでしょう。形になっていないがために不安が倍増するのは人間の心理。だからといって急いで対策をたてると、付け焼刃だという。一般市民も政治かもわがままですわ。
 政治家の方をもつつもりはさらさらありませんが、彼らはかれらの世界で懸命にやっている、原発関係者は関係者なりに必死に頑張っている。お互い様ではないでしょうかね。
 有事の際のリーダー力は、全権限を持ち合わせている首相がやるべきことに値するとは思いますが、それでもどうにもならないこともあるのではないでしょうか。昨日のテレビ中継をみても、確かに駆け引きぱかりで正直うんざり。管さんが直前に退任意向をだせば出したであれこれ、小沢さんは毎回引っ掻き回す。民主党は存在価値あるのでしょうか。(かといって野党応援しているわけではありません)。ニュースキャスターも、決まり文句ばかりで八方美人。
 日本はこんなことしている余裕がまだあるのかとつくづく感じました。