失業期間を超えて

今年5月~、ずっと仕事探しをしていました。

ずっとフリーランスだったのですが、フリーといっても派遣や契約社員という形で仕事をしていたので、本当の意味でのフリーランスとはちょっと違う。

でも、今回、業務委託契約(準委任契約)ということで、仕事をいただきました。

東京にきて21年。ようやくフリーランスで働くこと=自由業=個人事業主で働くという選択肢もメジャーになってきた。

ここ数年のコロナによる働き方も変わり、テレワークが導き出した働き方改革は、ものすごく本当にこれまでの働き方を大きく変えてきたと思う。場所が、会社→自宅に変わっただけでなく、そのためにオフィスがなくなったり、本社ビルを売却したり・・と様々なことも起きている。わざわざ会社に行かなくても、自宅で仕事ができる、可能になったという点はとても良いと思う。

 だがだ。本当に良いのだろうかと。人は人通しで体温や空気感を感じながら、表情やことの重大性なども肌身で感じる生き物であると思っている。それが高度なデジタル技術により、手元の仕事だけに重点を置いた働き方は、本当に改革といえるのだろうか。

 そうこうしているうちに、9月からの仕事がようやく決まった。エージェントからの紹介で何十件もあり、面談も一次面談から顧客の二次面談まで並行しながらやるのはとてもとても、労力がいる。伝わらないのだ。

 エージェントにも異変を感じる。昔、派遣会社が乱立し始めたあの頃にとてもよく似ている。派遣会社のコーディネーターも、営業も、どんな仕事でどのような職責があるのかさえ、私たちには伝える技量がなかった。それがいま、フリーランスや副業、兼業で仕事を探している人たちへの仕事の紹介も、横流し状態のエージェントも多い。

 二次面談に本当に行けたのは1件だ。おまけに派遣だと、派遣会社の中でまず、選定するという。何を基準に選定しているのかわからないが派遣会社Rでは、十数年前から登録しているが、一度もその社内選考を通過したものがない。w

 まあいい。ひとまず58歳10か月の女性が、IT業界の仕事を続けていけることが、自分自身もびっくりだし、最終的には、企業様判断でofferいただくことには自信をもって頑張っていきたいといつも思う。

でも、正直毎回だが、不安だらけだ。

 

今日は、母の83回目の誕生日。長生きしてくれていたら、母どんな言葉を私になげかけてくれただろうかと。。。いろいろ考えながら思い出した。

そんなん、やってみないとわからんやろ。

  あの頃も、迷っている私にそういっていたなって(笑)思い出したよ。

テレビで、俳優の榎本明さんが言っていた。

不安だろ? みんな不安なんだよ。安心なんてない。常に、人間は不安なんだ。そのことに気づけばいいんだよ。

  そうだね。そうだわ。不安だらけのときは、何に自分は不安なのか気づくと、どうでもいいことが多いし。取り越し苦労も多い。未来なんてわかんないやん(笑)明日もわからないのに、先のことに不安を持つ意味があるのか。自身に問いながら、もう少し頑張ってみようかな。🍀