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 満足するような会社なんてまずあり得ない。一昔前のように終身雇用が中心の社会ではなくなってしまった今、働き方は様々。多様化といっても過言ではない。私のようなフリーの働き方は、それ自体が多様です。一言で派遣、一言で契約といっても、中身はかなり複雑。二重、三重となる雇用形態はザラで、それを主軸として利益をあげるというビジネスが成り立っているのが一般的。
 正社員、公務員というものが一番だという私の親父のような世代の方々にはとても理解しきれない部分が多いかと思います。ただ、現在は、会社が好きで入る人はほぼまれで、入ったとしても惚れぬくような人はいないとおもいます。
 派遣元があり、派遣先があり、そしてその先の顧客がありその顧客での常駐。今の私の立場はこの図です。かといって半端な職務ではなく、日本法人だけで4000人近くいるもいる会社のITセキュリティ部門の業務改革を推進しているところ。今の組織は、正社員(プロパー)だけに自分たちの会社を守らせる時代はとうの昔に終わっており、私のような外から来た人間にさせることは当たり前になってきました。時代もかわりましたやはり(^^;
 外部から来る人間のメリットを理解したうえで、力が欲しいという先方の気持もよくわかり、かえって社内の人間同士の信頼感がなくなってきているなあというのが実感。この約二週間の間に、様々な人たちの考えと行動を把握したのですが、ほんとに会社というものは外からみただけではまったくわからない。内側では別な顔があるというのが私の認識です。現在の客先もまさにそう。
 失望感もあり、やる気もうせるような空気の中でリーダー力を発揮していくのは、かなり大変。マイナスのエネルギーが多くなるととてつもない破壊力があるのがわかります。プラスになることがほぼ不可能なような、そんな空気です。
 有言実行できる人間がいないといえば簡単ですが、社内でそういう人材を育成しきれていない。
ここ数日ちょっとブルーになっておりましたが、本領発揮です。
 なんといおうと、私がやるのだから物事は進みます(笑)絶対進むんです。はい。言い切ります。そうやって前職も乗り切ったし、今回も同じ。今回の案件でありがたいことは、客先の担当者が信頼しきっているということがわかったこと。できるできないはどうでもいい、実は。できるならやってくれ、できないなら出来ない理由は何かを教えてくれ。そういうスタンスの会社です。
 正直周囲のヒアリングをしてみると・・実は案外みんないいネタをもっていました。が!言えないんです。そういう雰囲気があるので。外資といえど、やってることはお役所並。だったら私が代弁します。これは確約します(笑)

 数日の落ち込みはどこへやら(爆)落ち込んでいる時間はないと判断!昨日から即実行モード。

相手が文句をいうくらい徹底的に報告し、時間を作らせ、ミーティングをする。顧客よりも派遣先の会社が超曖昧で・・・アポとるからといってもう2日目。返事するからといって、4日目。私が出すメール、書類にはすべて回答期限を設けました。それでも返事がこない。
 やる気があるのかないのか、職務範囲も曖昧、適当、なれあいの職場。ここでリーダーがいないから・・というのはよくわかった(笑)
 だれも多分やりたがらない。面倒くさいもの。あははは

  ・・・といって、雇われたリーダーが・・わたしです(^_^;)


 全てはよい経験とみて、自分の財産とみて行動することにしました。