構成管理ほか

 ソフト開発における構成管理についての管理方法そのものの認識がまったくない企業はいかがなものか。ましてや、その構成監理を運用側で実施するのもいかがなものかと。理由はひとつ。開発はおわってしまえば、メンバはまた別の案件にもって行かれる。引き続き管理できる人もいなく、結局最終的にお荷物をかかえる運用側で管理してもらったほうがベター。
 あまりにも品質管理がなっていない点も踏まえ、この企業の製品開発に関するだらしなさにうんざりというか辟易しているのは事実。また、仕事はみんなで手の空いた人がやるという姿勢そのものも愚の骨頂。開発は作ればおわりなんていう、いつの時代の脳みそで仕事をしているのかといわれかねないぐらいのレベル。
 顧客側がいってこないことはやらない。やりたくないことはいわない。21世紀生き残りをかけた企業が多い中、官公庁相手に仕事をしている歴史が長かった企業は、国や地方行政のおんぶにだっこ状態。だから市場での競争心がこれっぽっちもない。すべてが、なあなあでゆるい上、一人一人が他人様。かとおもえば、あっちがやらないから仕方なくなっている・・が・・愚痴る。文句はいいたいが、いえない。こんなネガティブな企業も珍しい。長いものに巻かれればいいという考え方は私にはない。
 構成管理については、いろいろと議論を重ねておきたいところだが、ベースがここには無い。信念がないからブレる。人に流されている人が多い。管理そのもののリスクの大きさを身をもって体験していない。
 自らの会社をまもるための方法をなぜに他人事にしておくのか。ここまでくると、会社云々より、一人一人の人間の生き方にみえてなんだか情けなくなる。とはいえ、やることはやりますが。
 少なくとも、ここにいる以上、OUTPUTを出すことは一番のミッションである。そのために頑張っているだけで、この会社の最終的な財産のためではないことを言っておきたい。自らが関わる組織は、もっといい環境になってもらいたいと私は励んできたつもりだが、それはある程度の一定レベルをみにつけた場合の会社のことだ。
 あまりにも、旧態依然の会社では到底私自身へのインプットはまったくないに等しい。こんにちの課題は、この一点のみ。次のステップにむすびつけられるインプットがなければ自身が働く意味がみえなくなってゆく。

 このあたりでかなりのジレンマが発生している。2月末の更新。そろそろ考えなければ・・・・。